必要なのは調整力!

フリーランスとして働くIT系のエンジニアにとって、最大の課題は何かと問われれば、多くの人が「仕事を受注するための営業である」と答えるでしょう。
IT分野で働くに当たっては、最新の知識とそれを生かすスキルが必要になりますが、仕事の受注はそれ以前の問題であり、どれだけ豊富な知識と秀逸なスキルを持っている優れた人材であろうとも、そもそも仕事に携わることができなければ、何の意味もありません。
エンジニアの中には、営業に対して苦手意識を感じる人は大変多くいるのが現状です。
では仕事を受注するに当たって、必要とされる適性とは一体何なのでしょうか。

一般的に想起されがちなコミュニケーションスキルは必須ですが、これは業務をこなしていく上でも必要になってくるため、フリーランスのエンジニアであれば多少なりとも有しているはずです。
仕事を受注するために重要になってくる適性は、さらにその先にあります。

それは即ち「調整力」です。
基本的にクライアントがフリーランスに仕事を受注する際、いずれかの状況において「無理難題」を押し付けられるでしょう。
納期が早かったり報酬額が低かったり等、様々なものが考えられますが、それを鵜呑みにしたり、一方的に退けるような人は、仕事に失敗してしまう可能性があります。
自分に何ができるのか、自分はどのようなことをすれば良いのかという点からクライアントの要望にアプローチし、双方の折り合いがつく場所を見定めて提案できる人こそが、営業を成功させて長くITの仕事に携わることができるのです。